ゴリラになるブログ

人間に戻るまでがゴリラです

狂気がすごすぎる生前葬を見つけた。

 なんとなく「生前葬」でググったら理解できない動画が出てきたので紹介したい。

 

そもそも生前葬とは

 生前葬とは、天国あるいは地獄にブチ上がる側(あるいはブチ下がる側)が、まだ生きているうちに行う葬儀のことである。本来、主役が出席できないはずの葬儀に出席できるというのがミソで、当の本人はほとんどの場合、喪主を務める。この様式はふつうの葬式・通夜よりも喪主=主役という式の強さにバフがかかるので、生前葬では喪主の好みや主義を思い通りに反映することができる。

 物書きであれば「自分史」を自費出版して参列者に配ることができる。音楽好きであれば葬式でライブができる。葬式でドラフォができる。これはデカい。なんならピストルズの God Saves The Queen を演ることで、生きながらにして爆音で
 There's no future,

no future,

No Future For You! 

 これができる。意識高い系であれば、葬儀イシューについてゼロベースからマターをアサインすることでブルシットなプレゼンをミーティングでバッファッファできちゃう。

 

 バッファッファって何?

 怖い……

 

 生前葬の魅力は、このように「最後にやりたかったこと全ぶっこみ」という人生の最終決算・大掃除がまえもってできることだ。この魅力がいいのか、生前葬を選ぶ著名人は少なくない。カンニング竹山ビートたけしも赤木しげるも、他20名弱が生前葬を一度やっている。

 

件の動画

 そういうわけで、やりたいようにやれば、生前葬は和やかに進むだろう。いきなり狂い出てきて局部でも晒さなければどうということはない。

 仮にそれであなたが参列者の笑いを取れたとすれば、それはあなたが今まで常習的に狂いながら局部を出していたからに他ならない。捕まるぞ。弔う前からNo Futureなんだわ

 逆に言えば、そうでもないかぎりは和やかに進むもんだと、そう思っていた。

 

 下の動画を発見するまでは。

 

 

 

 


「絆創膏の男」島本了多 儀 生前葬 儀 於

 

 サムネがもう怖すぎる

 主役の島本氏の頭からつま先まで貼られているのは全部絆創膏である。

 全部。

 絆創膏。

 そう全部。

 これ……えぇ……何??

 

 途中で股間のモザイク遅れ馳せ参じてるし……

 ノーフューチャーかイエスフューチャーかって聞かれたら、これややノーフューチャーじゃない?君はどう思う?

 

個展の作品だった

  勝手に調べたところによると、これはアーティスト・島本了太氏により2016年に開かれた個展だった。

artfair.3331.jp

 プロフィールによると、島本氏はタマビを出てから「岡本太郎現代芸術賞展」に入選したらしい。しかも4年連続。上のポートフォリオにある作品もすごくアバンギャルドオルタナティブ